2006年08月13日

【火皇家の日常:0】

注*こちらは僕の日常を物語り調で描いたある意味文字作品となってます。苦手な方はスルーしてください。
ついでに最初なので家族紹介(基本設定)だったり。名前、最初だけ太文字になってます。



 学校も楽しいんだけど、さすがに夏休みまで部活の予定がぎっしり詰まってると行きたくないなーなんて思うわけで、流石の僕もちょっとげんなりしながら帰路についてた。
 なまじ家が遠くて電車通学なだけに友達はみーんな途中で降りちゃうか方向が違っちゃって、つまらない。入寮できたらいいのに、現在はどういうわけか募集してないみたいだし。そんなわけで僕は片道1時間半をえっちらおっちらと自転車こいだり電車乗り継いだりして通ってるわけだ。
 それが夏休み、しかも部活のためだけ、となると結構疲れるわけで。お盆休みが待ち遠しかったりもする。それにバイトもしっかりはいってて……店長に、休み、お願いしようかな。
 そんなとりとめもないことを考えながらバイトを終えてしっかりと暗くなった道を(以前に変な人に遭遇してるため)注意しながら家に向かう事自転車で20分。……ようっやく、家に着いた。

「ただいまー」

 がしゃん、と扉を開けて玄関に入る。と、見覚えのない靴が。いや、見覚えはあるんだけど、普段ない、っていうか……滅多に見ない、のかな?一際目立つのが草履。サンダルとかのあの類じゃなくて着物とかの人が着る、あの、高そうな草履。そして他に男物のスポーツシューズに女物のパンプスが…何故か2組。だいたいこれで誰が着てるのかが解かる……はずなのに、1人だけ心当たりがない。
 かるく首を捻りながらリビングには居ると、予想通りの人たちが居たりした。

「おかえり、晴也」

「うーっす」

 とか返してくれつつしっかり視線はテレビゲームに向けられてるのは従姉妹の灰村翠蓮(ハイムラスイレン)灰村紫水(ハイムラシスイ)。どう考えても名前的に紫は女の子の名前なんだけど、残念ながら僕より3つほど年上のお兄さんだったりする。ちなみに翠蓮姉はなにを考えたか銀髪に緑のメッシュという割と奇抜な頭をしてる。……それを言えば紫水兄も、パンク…っていうかゴシック?的な黒いのに刺青までしてるけど…。
 ……ついでにどうでもいいけど、それ、僕のゲーム……。

「おかえりなさい、晴也ちゃん」

「遅かったな」

 テーブルをはさんで睨み合いつつも僕に向けてはしっかり笑顔な和服の女性はこれまた従姉妹の灰村緋蝶(ハイムラヒチョウ)。翠蓮姉の妹で紫水兄のお姉さん。とりあえず一見マトモそうだけど、常に和服、ってあたりがどう考えても普通とはいいづらい気がする。灰村のお姉ちゃんたちはお父さんの妹の娘・息子に当る人たちで、昔から結構交流はあったりv
 その彼女がにらみ合ってた相手は残念なことに過保護な僕の実の兄(確か…10コぐらい上)である火皇晴海(カオウハルミ)。けっこう大きな銀行に勤めてて神経質にも見える銀縁フレームの眼鏡がとても女の人に人気がある…らしい。よく知らないけど……。ついでに、何故か緋蝶姉ととても仲が悪い。
 そうそう、お兄ちゃんが晴海で僕が晴也なので僕の家族は僕のことを「ハル」とは呼ばないんだよね。区別つかないから(笑)

「晴也くん、ご飯の準備出来てるんだけど、食べれる?」

 そう言いながらキッチンからエプロンを解き解き出てきたのは長いストレートの髪がきれーなスーツのお姉さん……名前はー…たしかー……上条美月(カミジョウミヅキ)さん…だったかな。美月さんは僕の……お父さんの……

「もうダメだ……っっ!!私には才能がないんだっ!死ぬ!死んでわびるっ!!」

 叫びながらリビングに入ってきてのた打ち回ってるのは…僕のお父さん。本名を火皇明俊(カオウアキトシ)という、いい年した大人だ。職業は作家。ペンネームを西条明(サイジョウアキラ)という。それなりに売れてるらしい。っていうか、売れてなきゃ兄さんや僕がなに不自由なくここまで成長はできない。

「ダメですよー、先生。終わるまではどんな手段を使ってでも死なせませんから」

 笑顔で言い切る美月さん。怖い。まぁ、言葉から解かるとおり、美月さんはお父さんの編集者。まぁ、別の出版者からもやってくるので、彼女がいつもいるってわけじゃないんだけど。
 ……そういえば、お父さんの小説って、読んだこと、ないかも。それを兄さんに言ったら凄い勢いで読むなって言われたけど…。

「晴也くん、ご飯、そこにあるから」

 ずるずる、ずるずるとお父さんを引っ張って出て行く美月さん。……だから怖いって。

「はーるーやー。遊ぼう。せっかくだし」

「翠蓮姉、重い……」

 ついでに胸が当る……。お願いだからそのあたり自覚してください。この人は女子校出身なせいか、そのあたりに頓着がない。

「翠蓮、あんまり晴也に抱きつくんじゃない」

「そうですわ、お姉様。ずるいですの」

 すぐに飛んでくる兄と従姉妹の声。…こういうときばっかりこの二人は息が合う。

「あー、こわ。晴也、あんたも苦労するねぇ」

「…できればこの苦労を全世界の人に配り歩きたいかな」

「あはは。アタシは遠慮するねv」

「いきなり見捨てるの!?」

 …なんか、改めて見ると変人ばっかじゃないんだろうか、僕の家族って……。
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posted by 火皇晴也 at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 火皇家の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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